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学会発表
第28回 日本美容皮膚科学会総会・学術大会
2010年8月7日(土)・8日(日)京王プラザホテルで開催された「第28回日本美容皮膚科学会・学術大会」で発表を行いました。
第28回日本美容皮膚科学会・学術大会において正常ヒト皮膚3次元モデルを用いた赤色、青色LED(Light emitting diode)のシミ抑制効果の検討について、大阪医科大学皮膚科森脇教授より発表いただきました。
正常ヒト皮膚3次元モデルを用いた赤色、青色LEDのシミ抑制効果の検証
赤色及び青色LED(Light emitting diode)は臨床的に乾燥肌、シワ、シミなどに対するアンチエイジング効果があると考えられていますが、その医学的エビデンスはまだ乏しく、詳しい作用機序は依然とした不明です。
今回、我々は赤色及び青色LED照射のメラノサイトへの作用を正常ヒト皮膚3次元モデルを用いて検討しました。正常ヒト皮膚3次元モデルを6穴プレートにセットし、メラニン産生を誘導し、同時に赤色LED(620-630mn)及び青色LED(465-470mn)を1~12日間連続照射しました。その間、照射第5、10、12日後に培養皮膚組織のメラニン量等を定量しました。
その結果、赤色LED照射郡及び青色LED照射郡では、非照射コントロール郡に比べてメラニン産生が有意に抑制されました。